試作金型では基本工期短縮・コスト削減で抜き勾配は無しアンダーカット部分は
スライド構造を用いずにアンダー部の形状を彫り込んだ部品をCAVやCORに
固定し成型成形品と同時に取り出し成形後に商品からスライドさせて
アンダー部品を抜き取る工法を置き駒と言います。
これにより可動範囲の大きい内スライドや外スライドなど量産金型では離型が成立しない部分も一旦は形状を作る事で強度試験等で必要性を検討する事が出来ます。
短納期対応!カセット金型で射出成形
カセット金型とは
その名の通り製品形状部がカセットで出来ている金型です。
金型がモールドベース部とカセット部(製品形状部)で分かれており、モールドベースは当社(および協力会社)のもので、カセット部がお客様のものとなります。


製作工程がカセット部のみ、つまりモールドベースを用意しなくて良いので、短納期・低コストで加工することができます。試作の射出成形では度々に用いられるものです。
カセット金型の注意点
カセット金型は短納期・低コストがウリですが、注意点もあります。
・大きなサイズの成形品には対応ができない
・複雑な形状では対応できないことがある
・大きなバリが発生する可能性がある